網膜の黄斑部を守るゼアキサンチンとは?効果効能と副作用、過剰摂取の量について知っておこう

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眼の健康を維持し、加齢黄斑変性、緑内障・白内障などの病気を予防ためには、網膜にある黄斑部と呼ばれる部分をケアすることがとても大切。とりわけ現代に生きる私たちは、液晶テレビやパソコン、スマートフォンなどに囲まれて生活しているわけですから、網膜の黄斑部にとっては過酷な環境ですよね。近年、眼の病気を患う人が増えているのも、そのせいでしょう。

網膜の黄斑部を守ってくれるのが、ルテインゼアキサンチンです。ルテインは眼に良いということでよく耳にしますが、ゼアキサンチンとは何でしょうか?
実は、黄斑部を守るうえで、ルテイン以上に重要な働きをしているのが、このゼアキサンチンなんですよ。

この記事のここがポイント

  • 黄斑部とは、網膜の中心部のこと。眼でものを見る上で最も重要な働きを担う
  • 黄斑部は、つねに光によるダメージにさらされている
  • 黄斑部を守っているのが、ゼアキサンチンとルテインの抗酸化作用
  • ゼアキサンチンとルテインのどちらか一方でも不足すると、黄斑部を守れなくなる
  • ゼアキサンチンの副作用は、あまり心配しなくて良い
  • クコの実やクコジュースを摂取すると、過剰摂取になりうるかもしれない

ゼアキサンチンにはどんな効果が?網膜の黄斑部へどう働きかける?

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ゼアキサンチンはルテインとともに、光によるダメージから目の網膜の黄斑部を守る効果があります。視力の維持や目のかすみ、黄斑変性症や白内障などなど、視細胞が障害を受けることが原因となる目の病気を予防する上で、重要な役割を担っています。

網膜の黄斑部ってそもそも何?目の中でどんな役割をしているの?

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上の図を見てわかるように、目に入った光は網膜で像をむすびます。その中心に位置しているのが黄斑部で、この周辺に、ものを見るときに必要な視細胞が密集しています。

黄斑部は、「ものを見る」という行為をつかさどる場所で、眼にとって非常に重要な働きをします。というのも、眼はこの黄斑部でピントを合わせることで、ものをクッキリ見ることができているからです。視力が良い・悪いというのも、この黄斑部が十分なちからを発揮しているかどうかで左右されます。

何かを見ているとき、焦点を合わせている場所の周辺はハッキリ見えますが、視界の隅のほうはぼんやりとしか見えませんよね。網膜のうち、黄斑部には視細胞が密集していますが、黄斑部をはずれた位置では視細胞の密度は低く、まばらにある程度。だから焦点を合わせた(黄斑部がピントを合わせてくれた)場所以外はぼんやりして見えるわけです。

ゼアキサンチンとルテインが、黄斑部を光によるダメージから守る

黄斑部は、眼を開けている限り、つねに攻撃に晒されています。その攻撃は「紫外線」や「ブルーライト」のしわざです。黄斑部は網膜の中心部ですから、これらの光によるダメージをモロに喰らってしまうので、傷つきやすい部分なんです。黄斑部が傷つくことで、視力が急激に低下したり、眼の中心や一部が暗転したり、失明や眼病の原因になったりします。

そこで眼には、この大切な黄斑部を光から守るしくみが備わっています。それがルテインとゼアキサンチンです。

そもそも「光によるダメージ」というのは、もう少し具体的にいうと「光によって発生した活性酸素が細胞を傷つける」という現象のこと。黄斑部には、この活性酸素の攻撃を受け止めるバリアとして、ルテインとゼアキサンチンという抗酸化物質が配備されています。

活性酸素は全身で発生しますが、とりわけ目の黄斑部に関しては、ゼアキサンチンとルテインが担当しているんです。この二つの抗酸化物質は、眼の毛細血管のような細い血管をくぐり抜けて網膜までたどり着くことができる、数少ない抗酸化物質です。

ルテイン摂るならゼアキサンチンも一緒にとるべき。ルテインだけを摂ってもダメ。

ルテインはゼアキサンチンと一緒にとらなければ意味が無いという記事でもお伝えしましたが、ルテインとゼアキサンチンは別々の領域で作用します。だから、どちらか一方でも不足すると、黄斑部を守れなくなってしまいます。そのため、不足を補うならばゼアキサンチンとルテインはセットで摂るようにするべきです。

また、人間の体は、ルテインを体内でゼアキサンチンに変化させることができます。このことから「ルテインさえ摂取していればゼアキサンチン摂取の必要は無い」などと書いてあるサイトをインターネット上では見かけます。しかし、体内でのゼアキサンチンの合成はわずかな量でしかなく、それを期待してルテインばかり摂取するよりは、ゼアキサンチンを直接摂取するほうが効率的です。

ゼアキサンチンの副作用

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ゼアキサンチンには、副作用などの報告はありません。

まれに腹痛や便秘・吐き気・胸やけなどがあるケースがありますが、いずれも過剰に摂取した場合のこと。常識的な量を摂取している限りでは、副作用は心配しなくて良いと思われます。

ゼアキサンチンの過剰摂取量

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基本的に、「これ以上摂取してはいけない」というような基準となる数値などはありません。

食事だけでは不足しがちなゼアキサンチンですが、サプリメント等に入っている量も多すぎるわけではありませんから、サプリだけでは過剰と言えるほどの量を摂取すること自体が難しいでしょう。

もし過剰に摂取する方法があるとしたら、クコの実を大量に食べたり、クコジュースをがぶ飲みすることでしょうか。クコには、市販のサプリメントとは比較にならないほど、非常に多くのゼアキサンチンが含まれています。上手に活用できれば素晴らしいものですが、過剰摂取が気になる方は、クコの実やクコジュースは摂りすぎないよう注意しましょう。

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